火災検出装置 IFD

誤警報のない早期火災検出システム

ウィルソンの霧箱の原理を利用した最先端の早期火災検出システムが高度化社会の重要な設備やかけがえのない歴史的資産を火災から守ります

 

 火災はいかに火を消すかよりも、いかに早くその異常過熱状態を検知し、消火設備を作動させる必要のない段階で対処するのが実効的ではないでしょうか? 


 

火災マネジメントでこんな悩みはないですか?

  • 煙感知器で人命は守れるかもしれないが重要な設備の稼働維持・焼損回避は大丈夫かな?
  • クリーンルームでは消火設備を作動させてしまうとラインが稼働停止してしまう
  • 煙感知器で消火設備が作動してしまったら重要な設備やデーターなどの資産はダメージを受けてしまう
  • コンピューターなどの設備にスプリンクラーで水をかけるわけには行かない
  • 代替ハロンやハロンは一度放出すると高くつくし、地球温暖化やオゾン層破壊の心配からもできれば放出は 避けたい
  • CO2の放出はそこに人がいると窒息事故が起きないか心配
  • お客様のデーターの保管や重要なシステム運営を委託されているので火災や焼損事故が発生すると取り 返しのつかない資産損失、信用失墜になる
  • 煙を早く検出しようと高感度にするとホコリや湿気での誤動作が心配

ウィルソンの霧箱の原理を使ったIFDサイラスProなら、

過去にない高感度センサーによって、煙が発生する前の段階のオーバーヒート状態を検出。

原理的に誤動作の心配がありません。

 


 

導入事例

  • London Olympic Stadium
  • Dublin Airport T2
  • Manchester Airport
  • Media City UK
  • Manchester United FC Old Trafford
  • Edinburgh Royal Hospital
  • Warburtons Bakery
  • その他多数


 

火災のプロセスとIFDサイラスProの動作

  1. 煙が発生する前の段階で、物質がオーバーヒート状態に達すると熱劣化を起こし、1000分の数ミクロンというサブミクロン微粒子が空気中に大量に放出される
  2. この熱劣化が始まる温度は材料毎に異なり、各材料の発火点の約半分以下の温度になる
  3. ウィルソンの霧箱の原理を応用したIFDサイラスProは、上記2の段階でそのオーバーヒート状態をいち早く検知する
  4. 更にオーバーヒート状態が進行すると、数ミクロンのサイズの煙が発生。この段階になり煙感知方式の検知器で検知することができるようになる
  5. 更に状況が進行すると炎が発生し、炎感知器が作動する段階に至る
  6. 最終段階として、本格的な火災に到達すると大量の熱を発生し熱感知器が作動する

IFDサイラスProは、火災のプロセスの最も早い段階から発生する熱分解微粒子(0.002ミクロン~)を検知できます。

そのために、まだ火災とはみなし得ないような状況でいち早くそのオーバーヒート状態を検知・通報することができます。

さまざまなリスクマネージメントの中で、従来“火災のテーマ”とは人命をいかに守るかということでした。

しかしながら、現代の高度化社会では人命以外に、インフラとなるコンピューター・通信・電気設備などの稼働をいかにして守るか、ということが大きなテーマとなっています。

そのソリューションとして、IFDサイラスProによる“まだ火災とはみなし得ないような煙も発生していない段階での早期火災検出”を提案いたします。

IFDサイラスProは、消火設備の作動が必要な状況に至るはるか以前の段階で、異常状態を検出・通報します。

そのため、設備管理者がその原因を調査し、処置するための十分な時間を確保することができます。 


 

材料別 熱劣化開始温度

材料名熱劣化開始温度(℃)発火点(℃)
PVC(塩ビ)143507
ポリエチレン210488
テフロン321660
ポリスチレン377573
上質紙260399
エポキシ樹脂205540
 


システムの動作プロセス

  1. 火災検出対象区域に配置したサンプリング空気配管から強制的にサンプル空気を連続吸引
  2. そのサンプル空気の一部をウィルソンの霧箱の原理を利用したセンサーに引き込む
  3. 引き込まれた空気は加湿・断熱膨張されることにより、空気中のサブミクロン微粒子一個一個が凝縮核としてその周囲に水滴を成長させる
  4. その水滴により、0.002ミクロン~の熱分解微粒子は約5千倍の10ミクロンの大きさに成長し目に見える霧が生成される
  5. この霧の濃度をLEDとフォトセルで光電的に測定することにより、空気中の熱分解微粒子の濃度を把握する

通常の空気中でのバックグランドレベルとしてのサブミクロン微粒子の濃度は1cc当たり2万~5万個の範囲です。

熱分解微粒子が発生すると、その個数は数百万個に跳ね上がります。

そのため、信号対ノイズ比を非常に大きく取ることができ、ノイズとしてのバックグランドレベルの影響を受けない誤警報のない信頼性の高い検出性能を確保することができます。

又、空気中のホコリは粒子径が大きくても、その個数は熱分解微粒子に比べるとはるかに少ないために、IFDサイラスProがホコリにより誤警報を発することはあり得ません。

このような大量のサブミクロン微粒子は、“オーバーヒート”、“燃焼”、“アーク”のみにより発生するために、IFDサイラスProはホコリや湿気などの火災以外の外乱の影響を受けない非常に安定な優れた早期火災検出システムとなっております。


 

用途

コンピューター・サーバールーム/データーセンター/通信設備/半導体工場/クリーンルーム/受変電設備/発電所(通信機械室、ケーブル処理室等)/ケーブル洞道/無人変電所/24時間稼働工場/病院・福祉施設/高級美術品・着物などの保管倉庫/天井高のある工場・倉庫(メンテナンスが非常に楽になります)/歴史的木造建造物/美術館・博物館

IFDサイラス Pro はホコリや湿気の影響を受けないため、煙感知方式では対応できない環境にも設置することができます。

衛生のために蒸気洗浄をする食品製造ライン/アイスクリーム貯蔵室/空気中に霜が発生する冷蔵・冷凍室/粉体を扱う設備/紙を裁断するような雰囲気


 

仕様

型式Pro 100
検出方法強制吸引空気サンプリング方式
検出原理ウィルソンの霧箱
検出範囲(微粒子数)2万個/CC~3百万個/CC
感度調整10段階で設定可能
最大空気配管長100m
最大監視対象面積最大930㎥
表示灯火災警報:Pre-Alarm、Fire 1、Fire 2、Fire 3
電源:Power不具合:Fault
操作ボタンリセット:Reset
ブザー停止:Silence
火災警報接点出力Pre-Alarm、Fire 1、Fire 2、Fire 3:計4点
0.3A@125VAC、1A@30VDC
装置不具合接点出力0.3A@125VAC、1A@30VDC
イベントログ記憶容量200イベント分
濃度データ記憶容量10日間分
自己診断機能電源電圧、加湿水レベル、センサーリーク、真空、センサーLED、 ユニット内温度、空気流量、他
付属ソフトPCにインストールして微粒子濃度のグラフィック表示、設定変更、複数のPro100の監視ができます
通信ポート(RS-232C)付属ソフトをインストールしたPCとの通信用
RS-485:複数のPro100を相互につなぐことができます
加湿用水タンク蒸留水又は精製水 0.5リットル
寸法、重量幅:285mm
高さ:215mm
奥行:144mm
重量:4Kg
許容周囲環境温度:0~37.8度
湿度:10~95%
電源、消費電力DC24V、7.2W
サンプリング空気配管内径19~25mm
オプション電源ユニット(入力100VAC、出力24VDC、UPS)
LAN(TCP/IP)接続キット
リモートディスプレー(幅)215mm(高)215mm(奥行)47mm(重量)1.6Kg
RS-485で接続し最大32台のPro100の監視ができます
取得規格FM(米国)