紫外線硬化型FRPシート設置工(ポリエステル樹脂)について

 

この記事では、紫外線硬化型FRPシート設置工(ポリエステル樹脂)について説明致します。

 

 

 

■目次

0.紫外線硬化型FRPシートとは

1.適用範囲

2.標準単価の内容と対象の範囲

3.使用時に留意すべき点

4.紫外線硬化型FRPシート設置工(ポリエステル樹脂)で使用される材料

5.紫外線硬化型FRPシート設置工の施工手順

6.施工時の注意事項

 

 

 

0.紫外線硬化型FRPシートとは

紫外線硬化型FRPシートは、紫外線に触れることによって硬化するFRPシートです。

シートを構成する樹脂が対象となる面に接着し、硬化することで対象面の防食を行うFRPシートです。

 

軽量、耐熱性、断熱性、耐薬品性、耐候性に優れ、さらに成形性にも優れているため、さまざまな形に成型できます。浴槽や浄化槽、貯蔵タンク、船体、自動車の車体、建築材料などに広く用いられています。

 

紫外線硬化型FRPシートは、FRPを柔らかいシート状にしたもので、太陽光または紫外線(UV)を照射することによって短時間で硬化し、鉄、コンクリート、FRP、木材などさまざまな素材を補修する画期的な補修材です。

 

施工が簡単で、住宅、工場、発電所、橋梁などのインフラのライフサイクルコスト(Life Cycle Cost:調達・製造~廃棄に至るトータルコスト)低減の一翼を担っています。

 

紫外線硬化型FRPシート設置工では、鋼橋・横断歩道橋・鋼製シェッド・水道橋の長寿命化のために、適用されています。

 

 

※FRP:Fiber Reinforced Plasticの略。繊維強化プラスチック。

 

 

 

1.適用範囲

標準単価が適用されるのは下記に該当する場合です。

・鋼橋・横断歩道橋・鋼製シェッド・水道橋に紫外線硬化型FRPシート(ポリエステル樹脂)を貼り付ける工事をする場合。

・1枚当たりの対象面積が0.01㎡以上で1現場当たりの対象面積が1㎡以上の場合。

 

標準単価が適用されないのは下記に該当する場合です。「ポリエステル樹脂」というのが一つのポイントですので、ここは必ず確認してください。

・ポリエステル樹脂以外の紫外線硬化型FRPシートを使用する場合

・紫外線硬化型FRPシートがポリエステル樹脂製ではない場合

・1枚当たりの対象面積が0.01㎡未満。または、1現場当たりの対象面積が1㎡未満の場合。

・その他、規格や仕様等が適合しない場合。

 

 

2.標準単価の内容と対象の範囲

紫外線硬化型FRPシート設置工の適用範囲

 

 

 

3.使用時に留意すべき点

・材料は直射日光の当たる場所を避け、日陰に保管する。特に夏期は保管場所に注意する。

・下地調整用プライマー、不陸調整用パテの主剤・硬化剤は危険物に該当するため、取り扱いに注意する。

※FRPシートの中には、難燃性と可燃性のものがあるので、各メーカーにご確認ください。なお、当社で取り扱う紫外線硬化型FRPシートは、難燃性です。

 

 

 

 

4.紫外線硬化型FRPシート設置工(ポリエステル樹脂)で使用される材料

 

1.紫外線硬化型FRPシート

こちらのページに詳細がございます。

 

2.プライマー

①ソーラーシール

②ポリライトプライマーPD

 

3.不陸調整用パテ

①ソーラーフィル

②MGパテ

 

4.紫外線照射装置(UVランプ)

波長域350~390nmが推奨されます。

 

 

 

5. 紫外線硬化型FRPシート設置工(ポリエステル樹脂)の施工手順

 

1.足場・防護の設置

安全に作業ができる環境を整えます。

 

2.素地調整

2種ケレン以上が求められます。施工不良の原因の多くは、ケレンが適切でない場合です。

ケレンが適切に実施されない場合、紫外線硬化型FRPシートの性能が十分に発揮されません。

 

3.下地処理

アセトン等を使用し、ホコリ、油などを除去します。

水分が残っている場合は、自然乾燥・ドライヤー等により、完全に乾燥させます。乾燥していない状態で紫外線硬化型FRPシートを貼り付けた場合、硬化しない可能性があります。

ホコリ・油・水分等を除去した後、プライマーを塗布します。

 

4.不陸調整

必要に応じてパテ等で不陸調整を行います。

 

5.紫外線硬化型FRPシート貼付け

必要に応じて、紫外線硬化型FRPシートを必要な大きさにカットします。FRPシートはハサミ、カッターで切り分け可能。

快晴の日は、直射日光で10~20分程度で硬化するため、現場の環境に応じて日よけ等が必要になります。

紫外線硬化型FRPシートのカット後、裏面のフィルムをはがし、空気を押し出しながら貼り付けます。

 

6.端部処理

端部の段差が気になる場合は、ペーストで処理します。

 

7.紫外線照射

直射日光または紫外線照射装置(UVランプ)で硬化させます。

直射日光は20分ほど~、紫外線照射装置は60分ほど~で硬化します。

※硬化までの時間は、天候、紫外線照射装置の能力により変わります。

 

 

8.塗装

必要に応じて塗装します。

塗装する際は、紫外線硬化型FRPシートをサンドペーパー等で目荒しします。

 

9.完成

 

 

 

6.施工時の注意事項

1. 雨天時や補修面が湿っている時の施工は避けてください。

2. ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ガラスには不適です。

3. 補修面の状況は、付着力に大きく影響します。

※付着力を高める場合は電動工具によるケレン後プライマーを塗布してからFRPシートを貼り付けてください。

・PD プライマーを使う場合は2種ケレン(金属全面露出)

・ソーラーシールを使う場合は1種ケレン相当(例:ブリストルブラスター使用)

4. 太陽光の紫外線が強い季節(春~秋)の注意

晴天時は紫外線が強くなり、FRPシートの硬化が早くなりますので貼り付け作業時に日よけの工夫をして直射日光が当

たらないようにすることを推奨します。

5. 硬化の判断: 表面が硬化して爪を強く押し込んでも跡が残らないようになれば表面部は硬化しています。但し裏側の貼り付け部の硬化は不十分な場合がありますのでその後も表面硬化開始までの時間以上の紫外線照射を推奨します。

※裏面の硬化の確認方法として貼り付けたFRPシートの近くにFRPシートの試験用サンプル片を裏面の青色フィルムを剥がさずに並べておいて一緒に紫外線照射をさせて裏側の硬化状況を確認することもできます。

※特に重ね貼りの箇所は約2倍の硬化時間がかかりますのでご注願います。

※紫外線が弱くなる冬や曇りの時は硬化不足が発生しやすくなりますのでサンプル片で裏面の硬化状況を確認することを推奨します。

 

 

7.当社の紫外線硬化型FRPシート ソーラーパッチ

当社では、紫外線硬化型FRPシート設置工に使用されるFRPシート、ソーラーパッチの取り扱いをしております。

当社の紫外線硬化型FRPシートは、これまで20年にわたり多くの紫外線硬化型FRPシート設置工で採用されてまいりました。

 

商品へのお問い合わせは、下記よりお気軽にご連絡ください。

 

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