業務用監視(防犯)カメラの選び方・設置方法・費用

業務用監視(防犯)カメラの選び方・設置方法・費用

監視カメラの設置が決まり、カメラを選ぶ段階になって「種類が多すぎて、目的と条件に最適なカメラを選ぶのが難しい」という声をよく聞きます。実は、いくつかポイントを把握しておくだけで、監視カメラを選ぶ難易度が格段に楽になります。
ここでは、業務用監視カメラの選び方、設置方法、費用についてご紹介します。

 

 

1)監視(防犯)カメラの種類

監視カメラにはいくつか種類があります。また、カメラをどのように分類するかでも変わってきます。ここでは、監視カメラを3つの方法で分類します。

1つ目は、システムによる分類です。どのような方式で監視カメラが動作しているかによって分類します。アナログカメラ、AHD1.0カメラ、AHD2.0カメラ、HD-SDIカメラ、ネットワークカメラ、ウェブカメラ、無線(ワイヤレス)カメラに分けることが出来ます。

2つ目は、形状による分類です。大きく分けると、ドームカメラとボックスカメラ、小型カメラの3つの形に分けることが出来ます。

3つ目は、機能による分類です。各監視カメラがどのような機能、能力を持っているかで分類します。デイナイト、赤外線、PTZ、ズームなどに分けることが出来ます。

 

 

2)業務用監視(防犯)カメラの選び方

業務用監視カメラを選ぶにあたっては、前述した3つのカメラの分類を1つ目から順に考えていきます。

まず検討するべきは、どのシステムを選ぶかです。それぞれのシステムにはメリットデメリット、特長があるので、監視カメラを設置する目的にあったシステムを選択します。

次に、形状を選択します。一般的には、屋外で使用する場合はボックスカメラを選択し、屋内の場合はドームカメラを選択することが多いです。小型カメラは、カメラの存在を知らせたくない場合や隠した状態での撮影を目的として選択されます。

最後に、どのような機能を持った監視カメラが適切かを考えます。

 

2-1 システム

では、まずどのシステムを選ぶかについて、それぞれのシステムの特長を見ていきましょう。

  1. アナログカメラ
    長い間監視カメラの主役だったので、安定した性能を発揮する。
    設置、設定、運用、維持が非常に簡単。ネットワークカメラに見られる映像信号の遅れがないなどの特長を持つ。一方で、解像度には限界があり、最高でもD1レベルで41万画素にとどまる。
    最適な導入条件は、最大でも16台のカメラで、カメラから被写体までの距離が近く高解像度の映像での監視が必要とされない場所。
  2. AHDカメラ2.0
    アナログカメラの解像度が低いという欠点を克服したカメラ。
    アナログカメラと同様、設置、設定、運用、維持が非常に容易。映像信号の遅れがない。
    入退室管理等とのインテグレーションには向かないため、最適な導入条件は、最大でもカメラ16台程度で監視にかける費用を出来るだけ抑えたい場合。
  3. AHDカメラ1.0
    AHD1.0カメラは、AHD2.0カメラが登場する前に出た古いバージョンです。
    解像度はAHD2.0カメラより劣り(720P、130万画素)、機能面でも制限があります。
    「AHDカメラ」という表記で解像度が「130万画素」と示している製品を選ぶことはおススメできません。
  4. HD-SDIカメラ
    AHD2.0カメラと同様の特長を持つ。
    使用するケーブルは、アナログカメラやAHD2.0カメラよりも高グレードなものを使用する必要があるが、高グレードのケーブルを使用しても、最長伝送距離は100mにとどまる。
    ネットワークカメラよりも安いが、AHD2.0カメラと比べると非常に高価。
    AHD2.0カメラのように、安価でフルハイビジョン映像での監視が実現できる技術が登場したので、高価なHD-SDIカメラの導入はおススメできません。
  5. ネットワークカメラ
    ネットワークカメラの強みは、4Kなどのフルハイビジョン以上の解像度をえられるカメラがあることや、アクセスコントロールなどの他のシステムとのインテグレーションがしやすく、拡張性があることがあげられます。
    また、映像分析などのソフトウェアが入手しやすいという特長もあります。一方で、ネットワークカメラのシステムを構築するためには高度な知識と、他のシステムと比べて高額の導入費用、維持費用がかかります。
    ネットワークカメラの最適な導入条件は、カメラ台数が数十台以上を必要とする大規模システムです。
  6. ウェブカメラ
    ウェブカメラの特徴は、パソコンに接続して使用する点にあります。
    使用例としては、スカイプ等を使ってテレビ電話やYouTube、ニコニコ生放送、USTREAM等の動画共有サイトでの生中継で使用されます。USBで電源を供給すること、撮影する映像を録画しないことも特徴にあげられます。
  7. 無線カメラ・ワイヤレスカメラ
    無線カメラ・ワイヤレスカメラの特徴は、防犯カメラの映像を電波で送信することにあります。
    電波が届く範囲内であれば、電源以外のケーブルの配線が不要です。電波の条件が非常に良好であれば、大変便利なのですが、電波は容易に乱されるため、繋がりにくいことも多々あります。
    一般的には20m~40mとされていますが、実際には10mほどでないと接続困難です。また、電波にはノイズがのることもあるため、ノイズの影響を受けることもあります。
    無線カメラ・ワイヤレスカメラの導入に最適な条件は、監視カメラの映像が途切れる等の不安定さを考慮しても、ケーブルの敷設が不可能な場所です。

 

2-2 形状

形状から監視カメラを見ると大きく3つ、ボックスカメラ、ドームカメラ、小型カメラ、に分類出来ます。

ボックスカメラは、ハウジングやブラケット、レンズを一緒に購入し、屋外に設置することが一般的です。屋内に設置する場合は、ブラケット、レンズを購入し設置します。ボックスカメラは、監視カメラを設置していることがひと目でわかるので、犯罪を考えている人に対して威嚇する効果があります。

ドームカメラは、ハウジングやブラケット、レンズは購入せずに、屋内の天井に設置します。ドームカメラはボックスカメラとは対照的に、カメラの存在をあまり目立たせたくない場合に導入されます。屋外用に防水仕様となっているドームカメラもあります。

小型カメラは、手の平に隠れてしまうような大きさで、監視カメラの存在を知らせずに撮影したい場合に選択されます。

 

2-3 機能

監視カメラには様々な機能を持ったカメラがありますが、ここでは業務用で広く使用されている3つのタイプのカメラ(デイナイト、赤外線、PTZ)についてご説明します。

  1. デイナイトカメラ
    デイナイトカメラは、低照度環境での設置を考慮して設計・製造されています。レンズや金具は通常別売りのため、屋外に設置する場合はハウジング、ブラケット、レンズが必要です。
    昼間は赤外線カットフィルターを使用しカラー映像で撮影。夜間は赤外線カットフィルターを使用せず、白黒映像で撮影します。
    赤外線カットフィルターを使用しないことで、光に対する感度が向上するため、低照度の環境での撮影が可能になるという仕組みです。
    デイナイトカメラを設置する最適な条件は、低照度環境の現場で、赤外線カメラのように夜間にカメラの場所を知らせたくない場合です。
  2. 赤外線カメラ
    赤外線カメラは、デイナイトカメラ同様、低照度環境での設置を考慮して設計・製造されています。
    デイナイトカメラとは違い、レンズや金具が一体となっています。昼間はカラー映像での撮影、夜間になるとセンサーが働き赤外線LEDが赤く点灯し、白黒映像で撮影します。
    白黒映像になる理由は、白黒のほうがカラーよりも感度が高いため、照度の低い場所ではカラーよりも鮮明な映像になります。
    夜間でも監視カメラの存在を目立たせ、威嚇したい場合は、こちらの赤外線カメラの導入がおススメです。
  3. PTZカメラ
    PTZカメラは、Pan(パン)、Tilt(ティルト)、Zoom(ズーム)の頭文字をとったものです。
    PanとはPanoramic Viewの省略形で、カメラを水平に移動させる、回転させることを意味します。
    Tiltとは、カメラを上下に移動させることを意味します。
    Zoomとは、レンズを焦点距離を調整し、対象物の拡大(ズームイン)や縮小(ズームアウト)をします。
    PTZカメラを導入する場合の最適な条件は、PTZカメラを操作する監視員を常時設置できる場合です。PTZカメラは他のカメラよりも高額なので、その性能を最大限に活用するためには監視員が必要です。
    事前に設定したいくつかの場所に自動で動くオートスイングという機能もありますが、場所が切り替わっている時には撮影できないというデメリットもあります。
    もしPTZカメラのように広範囲に撮影したいという要望があり、かつ費用を極力抑えたい場合は、複数台のカメラを設置することが最善の策です。

 

まとめ

上記のとおり、カメラには様々な種類があるため、カメラの選択は迷ってしまうこともあるかと思います。まとめると、以下になります。

  1. 監視カメラ台数16台ほどならAHD2.0カメラ、それ以上ならネットワークカメラを選ぶ
  2. 監視カメラの存在を目立たせたい場合はボックスタイプ、目立たせたくない場合はドームカメラを選ぶ
  3. 屋内で照明のある場所、屋外では夜間に街灯や照明等で十分明るい場所では、デイナイト機能や赤外線を持った監視カメラではなくて良い。明るさが足りない場所で、カメラの存在を目立たせたい場合は赤外線カメラ、目立たせたくない場合はデイナイトカメラを選ぶ

 

 

3、業務用監視(防犯)カメラの設置方法

監視カメラを設置し、映像を監視し録画するためには大きく分けて2つの設置方法があります。同軸ケーブルを使用したシステムとLANケーブル(ツイストペアケーブル)を使用したシステムです。

同軸ケーブルを使用したシステムは、AHDカメラ、アナログカメラ、HD-SDIカメラが該当します。

必要となるものは、

  • カメラ
  • 取付金具(必要な場合)
  • 同軸ケーブル
  • 電源
  • レコーダー(DVR)
  • モニター

 

設置順序は次のとおりです。

  1. 監視の目的と現場の条件にあったカメラを選ぶ
  2. カメラにあう取付金具を選ぶ
  3. カメラの種類にあう同軸ケーブルを選ぶ。AHDカメラとアナログカメラは、3C-2V以上の同軸ケーブル、HD-SDIは5C-2V以上の同軸ケーブルを選ぶ。
  4. カメラ用の電源を選択
  5. カメラの台数に応じてレコーダーを選ぶ
  6. モニターを選ぶ
  7. 同軸ケーブルを配線する
  8. カメラを設置
  9. カメラとレコーダーを接続し、レコーダーとモニターを接続する。接続を終えたら、電源を入れる

 

IPカメラで必要なものは、

  • カメラ
  • 取付金具(必要な場合)
  • レコーダー(NVR)
  • 電源
  • ハブ
  • ルータ(必要な場合)
  • LANケーブル
  • パソコン

設置順序は次のとおりです。

  1. 監視の目的と現場の条件にあったカメラを選ぶ
  2. カメラにあう取付金具を選ぶ
  3. カメラの種類にあう同軸ケーブルを選ぶ。AHDカメラとアナログカメラは、3C-2V以上の同軸ケーブル、HD-SDIは5C-2V以上の同軸ケーブルを選ぶ。
  4. カメラ用の電源を選択
  5. カメラの台数や録画条件に応じてレコーダーを選ぶ
  6. モニターを選ぶ
  7. ケーブルを配線する
  8. カメラを設置
  9. カメラ、スイッチングHUB、レコーダーを接続し、レコーダーとモニターを接続する。接続を終えたら、電源を入れる

 

 

4、業務用監視(防犯)カメラの費用

監視カメラを設置するにあたり、大きく費用がかかるものが3つあります。

  • カメラ
  • レコーダー
  • 工事費

カメラ、レコーダーの価格は、監視カメラが普及するにつれ年々低下しています。

カメラとレコーダーの価格は、前述したどのカメラシステムを選ぶかによって大きく変わります。

AHDカメラとアナログカメラであれば、カメラは2万円~6万円程度、レコーダーは接続するカメラ台数にもよりますが、8万円~20万円程度です。

HD-SDIカメラは、カメラは6万円程度~、レコーダーは15万円程度~です。

ネットワークカメラは、カメラは5万円程度~、レコーダーは14万円程度~です。

工事費は、15万円程~を目安に考えてください。

 

 

5)まとめ

ここでは業務用監視カメラの選び方、設置方法、費用についてみてきました。

監視カメラを選ぶには、導入目的と条件を把握することが最も重要です。

目的と条件を把握することが、適切な監視カメラを選ぶことにつながります。

 

 

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