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監視カメラのAI

屋外用監視(防犯)カメラの設置・取付方法

こんな疑問を抱えたことはないでしょうか?

屋外に監視カメラを設置したいなと考えた時、屋外に向いている監視カメラはどんな製品があって、どうやって選べばいいのか。

あるいは、どんな場所に設置すればいいのか。どうやって設置すればいいのか。

この記事では、屋外に監視カメラを設置したいなと考えた時に浮かぶ疑問にお答えします。

屋外用監視(防犯)カメラの種類

市場には数多くの監視カメラがあり、一見するだけでは違いがわからないことが多いです。

しかし、概要を把握しておくだけで、監視カメラを選ぶ難易度は格段に下がります。

ここでは、屋外用として監視カメラを設置するにあたって理解しておきたいポイントとカメラの種類について簡単にまとめます。

1、防水仕様

屋外用に監視カメラを選ぶにあたり、まず考えるべきは「防水仕様」かどうかです。

防水仕様には2つタイプがあり、1つはもともと防水タイプではない監視カメラを、監視カメラ用のハウジングに入れて防水仕様にするもの、もう一つはカメラとハウジングが一体となっていて後からハウジングに入れる必要のないものです。

1つ目の防水ではないタイプの監視カメラは、下記の画像のようなカメラです。これを隣の画像のハウジングに入れることで、屋外用監視カメラとして使用します。

2つ目のカメラとハウジングが一体となっているタイプのカメラは下記の画像のタイプのカメラです。ドーム型の監視カメラも防水仕様のカメラがあるので、監視カメラ設置の目的にそってカメラの形状を選びます。

2、機能

次に考えるのは、監視カメラが持つ機能です。

監視カメラを屋外に設置する場合、夜間の明るさを考慮することが必須です。

繁華街で夜間も照明に照らされているような場所に監視カメラを設置するケースでは、明るくない低照度の現場で必要となるデイナイト機能や赤外線LEDがついた監視カメラは必要ありません。

一方で、周囲にほとんど街灯がなく月明かりのみの明るさというような環境(下記の表の星明り)では、デイナイト機能や赤外線LEDが必ず必要になります。

表1 照度の目安

照度(単位:ルクス) 環境
10,000 快晴
5,000 曇りの日の屋外
1,000 パチンコ店
500 コンビニエンスストア、一般事務所
100 ホテルのロビー
10 屋内・地下駐車場
5~1 街灯
0.1 満月の夜
0.001 星明り

※あくまで目安です。

それでは、デイナイト機能か赤外線LEDのついている監視カメラが必要な場合、どちらを選べばよいのでしょうか?

こちらの記事「業務用監視(防犯)カメラの選び方・設置方法・費用」でも説明していますが、

カメラの存在を目立たせたい場合は、赤外線LEDのついた監視カメラを、

カメラの存在を目立たせたくない場合は、デイナイト機能のついた監視カメラを、

お勧めしています。

カメラの存在を目立たせたい場合に赤外線LED付カメラをおススメする理由は、赤外線カメラは夜間または低照度の環境では赤外線LEDが点灯するからです。赤外線LEDが点灯することによって、暗い環境でも撮影が出来るのですが、LEDが赤く点灯するので、カメラの存在を知らしめることが出来ます。

一方で、デイナイト機能をもったカメラは昼間も夜間も外見上は特に変化がないため、カメラの存在をアピールせずに撮影することができます。

赤外線カメラとデイナイトカメラのどちらを選択するかは、監視カメラを設置する目的によって決定してください。

設置場所

屋外用に監視カメラを設置する場合、主な設置場所は以下の3つです。

駐輪場・駐輪場:駐車場や駐輪場を監視する目的は、車上荒らしや盗難、いたずらの防止をするためです。建物や屋根が近くにある場合は建物・屋根にカメラを設置します。駐車場・駐輪場が離れた場所にある場合は、監視カメラ用のポールを立てて、取り付けます。

外周:外周を監視する目的は、柵・塀・フェンスを乗り越えての侵入を防ぐため、あるいはフェンス等を乗り越えた直後の侵入時に撮影するためです。監視カメラは柵・塀・フェンス、建物等に取付けるか、ポールを設置して取り付けます。

出入口:出入口を監視する目的は、出入口からの侵入を防ぐこと、侵入者を撮影することです。この場合、出入口の上部に取り付けることが一般的です。

設置・取付方法

1、カメラ

カメラを設置するにあたり、まず考慮すべきは以下のポイントです。

以上からカメラを取り付ける強度が十分あるか見極めます。

屋外用に監視カメラを取り付ける場合、天井、壁、ポールに取付けることが一般的です。

ポールに取り付ける際は、ポール取付用の金具、バンドあるいは板を使用して取り付けます。

2、電源

カメラには電源を供給する必要があります。カメラを設置した場所の近くに電下を設置するか、電源を延長する必要があるときは、監視カメラ用の電源延長ケーブルを使用します。

監視カメラの中には、ワンケーブル(1ケーブル)カメラという種類のカメラがあります。ワンケーブルカメラは、文字通りケーブル1本で映像と電源を送ることのできるカメラです。このカメラであれば、カメラの近くで電源が取る必要はなく、レコーダーの近くに専用の電源ユニット(ドライブユニット、ドライバー)を設置し、そこから同軸ケーブルで電源を供給します。

3、ケーブル

屋外に監視カメラを設置する場合、風雨や太陽の紫外線などによって同軸ケーブルが劣化します。劣化を防ぐために、配管(塩ビ管、PF管等)を使用して同軸ケーブルを保護することをおススメします。加えて、防犯上の観点から、ケーブルは露出しない方がベターです。ケーブルが露出していると、容易に切断されてしまいます。

配管を使用せず同軸ケーブルを直接壁などの建材に固定する場合は、ステープルやサドルバンドを使用し、ケーブルが揺られないように固定します。

※ケーブルのコネクター部が屋外になってしまうときは、防水のために自己融着テープを使用します。

屋外にケーブルを敷設後、屋内にケーブルを引き込む工事になります。

ケーブルを屋内に引き込む方法は主に3つ。

この3つの中でのおススメは、新たに壁に穴をあけるかエアコンダクトを使用することです。フラットケーブルをおススメ出来ない理由は、主に2つ。

  1. 窓やアルミサッシの開け閉めを繰り返すうちにケーブルが劣化し、切れてしまうことがある
  2. ケーブルを露出することは防犯上よくない

可能であれば、新たに壁に穴をあけるかエアコンダクトを使用して下さい。

新たに穴をあけてケーブルを屋内に入れる場合、壁に穴をあけ、ジャンクションボックス、プールボックス、入線カバーを使用します。

フラットケーブルを使用する場合は、窓やサッシに沿ってフラットケーブルを敷設します。

エアコンダクトを使用する場合は、エアコンダクトのすき間を埋めているパテをドライバー等ではがしてケーブルを通します。

まとめ

屋外用に監視カメラを選び、設置する方法についてまとめました。

監視カメラについて少し知識を得るだけで、目的にあった製品を適切な価格で入手することができます。

まず、カメラが防水仕様かを確認し、夜間に照明がない場合は赤外線カメラかデイナイトカメラを選びます。

設置する際は、可能であればケーブル保護のために配管を使い壁の穴からケーブルを通す。

以上のことを念頭に、屋外用の監視カメラを選び設置してください。
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