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安全に使用するための注意点

フルハーネスの正しい使い方

〔フルハーネスの使用方法〕

ステップ1

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ステップ2

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ステップ3

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ステップ4

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ステップ5

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ステップ1
着用前に、フルハーネスのベルトがねじれていないことを確認する

ステップ2
ベルトを片方の腕に通した後、ねじれていないことを確認し、もう一方の肩にハーネスを通す

ステップ3
太もものハーネスを通してバックルを接続する

ステップ4
胸のバックルを接続する

ステップ5
最後に、各ベルトが身体にフィットするように長さを調節する

〔使用時の注意点〕

下記の環境では、特に注意が必要です。

  1. 海上や海岸地域での使用
  2. 土砂などが付着しやすい環境下
  3. .酸やアルカリが付着する可能性がある環境
  4. 鋭利なエッジのある環境

フルハーネスのメンテナンス方法

1.使用後ハーネスに汚れが見られる場合、乾いた布や水分を含ませた布、刺激の少ない洗剤、あるいは水で汚れを落とします。
2.直射日光を避け、出来るだけ涼しく乾燥した場所に保管します。

安全ブロックの正しい使い方

〔安全ブロック(セーフティブロック)の設置方法〕

ステップ1
アンカー(安全ブロックを接続する対象物)を選ぶ

※アンカーは、作業員の頭よりも高い位置を選び、安全ブロックを設置

※鋭いエッジがある環境でワイヤーロープが接触する場合は、エッジにパットなどを当てる

ステップ2
安全ブロックのフックと作業員の墜落制止用器具を接続する

ステップ3
ロープが全てハウジング内に収まることを確認する

〔使用前のチェックポイント〕

※上記に何らかの不具合がある場合は使用を中止します。

リスクアセスメントの実施

危険を伴う職場では、作業前に「リスクアセスメント」を実施します。リスクアセスメントとは、危険な作業での災害リスクを軽減することを目的に、「リスクの特定」「リスク分析」「リスク評価」するもので、労働安全衛生法により努力義務とされています。

〔作業中の注意点〕

1.安全ブロックの真下で作業する
*安全ブロックから横にずれた位置で作業中に墜落すると、振り子のように大きく振られながら墜落することになり、建造物や建築物に激突する可能性があるため

2.速く移動しない
*速く動くことで安全ブロックが反応し、墜落防止用ロックがかかり、その衝撃でバランスを崩す危険があるため

3.ロープに付着した汚れはすぐ拭き取る
*ロープに汚れが付着したままでは、安全ブロックの性能が発揮しない場合があるため

4.ロープを腕や足の下に通さない
*移動中や作業中にバランスを崩すことや、墜落時に大きな事故につながる恐れがあるため

5.引き出したロープは、ゆっくりと戻す
*ロープを勢いよく戻すと適切に巻き取れない可能性があるため

安全ブロックのメンテナンス方法

1.定期的にハウジングとロープを水と中性洗剤で磨きます。
2.磨いた箇所を水で流し自然乾燥をします。

注)ドライヤーなどの熱風で乾かさないこと。

使用期限と点検について

墜落制止用器具の有効使用期限は、特に法令による規定はなく、製品メーカーの業界団体により自主的な基準(下記の通り)が設けられています。

ロープ・ランヤード・ストラップ:使用開始から2年
ハーネス・安全ブロック・その他:使用開始から3年 *安全ブロック・ロープは推奨

また、使用においては各メーカーあるいは認定機関が定める定期期間の点検と、日常の点検が不可欠です。日常の点検で、下記の中で一つでも当てはまる項目があれば、使用を中止する必要があります。

規格と定期点検の期間

ANSI Z359:年1回
CSA:製造日から2年以内。2回目以降は年1回

*ANSI(米国規格協会)は、日本の工業規格(JIS)に当たるとされている
*CSAは、カナダ規格協会

フルハーネス点検チェックリスト

ベルト
  • 摩耗、擦り切れ、切り傷、焼損、溶融、かび、変色がある
  • 先端金具の変形がある
  • 縫糸が切断されている
バックル
  • 変形、摩減、傷、サビ、腐食などがある
  • バネが折損や脱落している
  • 動作に異常がある
ショックアブソーバー
  • カバーが破れている
  • 薬品が付着している
  • 縫糸が切断されている
  • 墜落を防いだ等大きな負荷がかかっている
縫製部
  • 摩耗がある
  • 縫糸が切断されている
ベルト通し
  • 亀裂などダメージがある
  • 摩耗している
  • なくなっている
環類
  • 変形、摩減、傷、亀裂、サビなどがある
ラベル
  • 全てのラベルが存在していない
  • ラベルの内容が確認できない

*点検内容は一般的なものであり、詳細は各製品カタログを参照のこと

安全ブロック(セーフティブロック)点検チェックリスト

ハウジング
  • 凹み・歪み・ひび、その他のダメージがある
  • ネジに緩みや曲がり、ダメージがある
  • 腐食している箇所がある
フック
  • フックにダメージ(変形、ひび)やサビ、腐食がある
  • ゲートの開閉が正常に行えない
  • 回転部(スイベル)がスムーズに回転しない
ワイヤーロープ
  • キンク・ワイヤーの断線、鳥の巣状、溶接スパッタ、腐食、
    薬品との接触跡、摩擦、サビ、型崩れがある

*点検内容は一般的なものであり、詳細は各製品カタログを参照のこと

ワイヤーロープ交換目安の状態

下記のような状態が見られた場合は、使用を中止します。

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