マンホール救助システム(三脚システム)

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提供する価値「少ない人数で迅速に救助する」

マンホール内の作業では、墜落を防ぐだけでなく、墜落発生後に少ない人数ですぐに救助出来る安全対策を行っていることが重要です。
特に、酸素欠乏症や硫化水素中毒により意識を失った作業員の救助は、一刻を争います。
「少ない人数で迅速に救助する」ためには、ウィンチ付の安全ブロックとそれを設置するための設備が必要です。

当製品であれば、

  • ウィンチ機能付属の安全ブロック
  • 安全ブロックを取り付ける三脚

により、「少ない人数で迅速に救助する」ことが可能です。

米国規格(ANSI、OSHA)に適合(日本では規格自体が未整備)しており、信頼性の非常に高い製品です。

マンホールでの作業をより安全にするため、三脚システムを導入しませんか?

安全ブロックとは

安全ブロック(リトラクタ式墜落阻止器具)とは、作業者の墜落を阻止する器具です。 墜落により高速でストラップが繰り出されると「ロック機能」が作動し、墜落を阻止します。 ストラップの長さはさまざまで、現場に応じた適切な安全ブロックを選定する必要があります。 また、屋根上など高所に設置した安全ブロックと墜落制止用器具を連結する場合は、墜落時の衝 撃を緩和するショックアブソーバー付きの安全ブロックの使用が推奨されています。

用途

  • マンホールでの安全な入孔・墜落防止
  • マンホール内での墜落等発生時の救助・救出

選ばれる理由

弊社の商品は、作業員が意識を失った時に安全性の高さの違いを発揮します。

下記の3つの理由で三脚システムが選ばれています。

1.1人で引き上げられる救助用のウィンチ機能
ウィンチのようにロープを巻き上げる機能が付属しています。
事故が発生したとき、迅速に引き上げる必要があります。しかし、周囲に人手が足りないときはすぐに引き上げられません。
マンホールの中で、酸素欠乏症や硫化水素中毒にかかった場合、救出作業は一刻を争います。
この機能が付いていれば、すぐに救助作業に取り掛かることができます。
ウィンチ機能(巻き上げ/下げ機能)は、他社商品には付いていない安全性の高い機能です。

2. 墜落した作業員の身体への衝撃を抑えるショックアブソーバー機能
ショックアブソーバー機能とは、落下した作業員の衝撃を抑える機能です。
墜落時にロープが止まるだけの安全ブロックでは、作業員の身体に大きな負荷がかかり、重大な事故につながる恐れがあります。
負荷を低減し、作業現場の安全性を高めるためにも、ショックアブソーバー機能の付いているものがお勧めです。

3. 安全性の高い米国基準を満たした安全ブロック
作業現場での安全対策は、米国のほうが日本より進んでいます。
弊社の商品は、その米国基準を満たしています。

 

特徴

種類(2種類)

  • 汎用モデル・・・標準タイプとなります
  • 密封構造モデル・・・錆びにくく塩害を受けるような環境に適しています

三脚セット

  • 米国の規格に適合
  • タンク・マンホールへの入孔・出孔時の墜落防止
  • 緊急事態発生時に素早く救出活動可能

三脚単体

  • アルミニウム製で軽量
  • 持ち運びやすい
  • 1人で容易に組立て可能
  • 脚の長さ調節可能
  • ゴム製フットとチェーンにより三脚を安定した状態に維持
  • 三脚中央部にプーリーを配置することにより、開口部直上に安全ブロック等のケーブルをルーティング可能

デビットシステム

マンホールだけでなく、タンクや井戸、浄化槽等での転落防止・救助もお考えの方は、デビットシステムもご検討下さい。

デビットシステム

「マンホール救助システム(三脚セット)」に関するQ&A

Q)三脚システムの主な用途と導入メリットは?

【A】本商品は、マンホールやタンクなどの閉所作業において、作業者の墜落防止と緊急時の迅速な救助を目的とした装置です。ウィンチ機能付きの安全ブロックと三脚により、少人数でも迅速な救助が可能となり、作業現場の安全性が向上します。特に、酸素欠乏症や有毒ガスによる意識喪失時の救助に効果的です。

Q)対応する安全基準は何ですか?

【A】本商品は、米国のOSHA(労働安全衛生局)およびANSI(米国国家規格協会)の規格に適合しています。具体的には、OSHA 1910.66、OSHA 1926.502、ANSI Z359.14などの規格に準拠しており、国際的な安全基準を満たした信頼性の高い商品です。

Q)設置に必要な時間・人数・工具は?

【A】三脚はアルミニウム製で軽量なため、1人でも容易に組み立て可能です。脚の長さ調節やゴム製フットとチェーンによる安定性確保など、特別な工具を必要とせず、短時間で設置できます。これにより、迅速な作業開始が可能となります。

Q)メンテナンスや耐久性について教えてください。

【A】三脚および安全ブロックは、耐久性の高い素材で構成されており、適切な使用と保守により長期間の使用が可能です。定期的な点検(少なくとも年1回)と、使用前の目視チェックを推奨します。点検項目には、構造部の損傷、固定部の摩耗、可動部の状態などが含まれます。

Q)購入前によくある誤解や質問は?

【A】よくある誤解として、「設置が難しい」「特別な資格が必要」といったものがありますが、本商品は組立が簡単で、特別な資格は不要です。また、「重量があるため移動が困難」との懸念もありますが、アルミニウム製で軽量なため、現場間の移動も容易です。

Q)設置可能な場所や条件は?

【A】本商品は、マンホール、タンク、井戸、浄化槽など、さまざまな閉所・限定空間での作業に適しています。脚の長さ調節やゴム製フットとチェーンによる安定性確保など、現場の条件に合わせて柔軟に対応できます。

Q)最大使用人数と耐荷重は?

【A】本商品は、最大使用荷重がモデルによって異なりますが、汎用モデルで159kg、密封構造モデルで140kgとなっています。これにより、作業者と装備品を含めた重量に対応可能で、複数の作業者が同時に安全に作業を行うことができます。

Q)商品の保管や移動は容易ですか?

【A】本商品は、アルミニウム製で軽量なため、工具不要で簡単に取り外しが可能です。これにより、現場間の移動や保管が容易で、複数の現場での再利用が可能となり、コストパフォーマンスにも優れています。

ご不明な点や詳細な情報が必要な場合は、商品ページや取扱説明書をご参照いただくか、専門の担当者にお問い合わせください。

マンホール救助システム(三脚セット) 2種類の仕様

マンホール救助システム(三脚セット)※汎用モデル

マンホール救助システム(三脚セット)
※汎用モデル
安全ブロック ワイヤー長 15m
安全ブロック ワイヤー材質 亜鉛メッキ鋼
安全ブロック 重量 11.9kg
安全ブロック 最大使用荷重 141kg
安全ブロック 適合規格 OSHA 1910.66, OSHA 1926.502, ANSI Z359.14
三脚 高さ 2.4m
三脚 材質 アルミニウム
三脚 重量 18.2kg
三脚 最大使用荷重 159kg
三脚 適合規格 ANSI Z117.1-1995, OSHA 1910.66,
OSHA 1910.146, OSHA 1926.502
寸法 設置時高さ:最小1350mm、最大2350mm
設置時直径:最小1540mm、最大2680mm

 

マンホール救助システム(三脚セット)※汎用モデル

マンホール救助システム(三脚セット)※汎用モデル

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マンホール救助システム(三脚セット)※密封構造モデル

マンホール救助システム(三脚セット)
※密封構造モデル
安全ブロック ワイヤー長 15.2m
安全ブロック ワイヤー材質 亜鉛メッキ鋼
安全ブロック 重量 13kg
安全ブロック 最大使用荷重 141kg
安全ブロック 適合規格 ANSI/ASSP Z359.14-2021, ANSI/ASSP Z359.4-2013, OSHA 29CFR 1910.140, OSHA 29CFR 1926.502
三脚 保管時の高さ 1.8m
三脚 材質 アルミニウム
三脚 重量 21kg
三脚 最大使用荷重 140kg
三脚 適合規格 OSHA1926.140, OSHA1926.502
寸法 設置時高さ:最小1727mm、最大2362mm
設置床面フット内径: 最小 1118 mm、最大 1600 mm
設置床面フット外径: 最小 1473 mm、最大 1959 mm

 

マンホール救助システム(三脚セット)※密封構造モデル

マンホール救助システム(三脚セット)※密封構造モデル

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監修者紹介

 立花隆志 代表取締役社長 立花隆志 代表取締役社長
ティー・アイ・トレーディング株式会社代表取締役社長。大学院修了後、2010年に当社へ技術営業として入社。外資系メーカーとの提携や仕入先の新規開拓を担う一方、マーケティング戦路の立案にも従事。2016年に取締役、2019年に代表取締役に就任し、15年以上にわたり墜落防止 (フォールプロテクション)事業の最前線で活躍しています。米国のCompetent Person資格をはじめ、複数のメーカー主催トレーニングを修了するなど、安全対策や墜落防止技術に関する専門知識を体系的に習得。さらに、墜落防止のベストプラクティスを集約した「墜落防止ガイドブック」を作成し、現場の安全意識向上とプロフェッショナルの育成に大きく寄与してきました。専門誌への掲載実績も有し、業界の技術発展と安全対策の普及に尽力しています。「お客様の課題を解決することは、子どもたちが笑顔でいられる社会の実現につながる」という信念のもと、企業と社会へ包括的なコンサルティングを提供。現場の安全確保から組織の課題解決まで、幅広い視点で価値を創造し続けています。

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