墜落防止用品・システムを使用する前に考えるべきこと

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墜落防止用品やシステムを使用する前に、まず、災害や事故防止に必要となる対策について考えましょう。

災害や事故を防ぐ対策としては大きく2つ「1.墜落の危険性を無くす」「2.墜落の可能性を減らす」ことがあります。

1.墜落の危険性を無くす

現場の安全管理のために第一に考えるべきことが、「墜落の可能性のある作業環境を作らない」ことです。

危険な箇所での作業とは、「高所」あるいは「タンク・マンホールなどの開口部」。このような箇所に上がったり降りたりすることなく作業できる方法を検討します。

2.墜落の可能性を減らす

次に考えることは、「墜落が発生する可能性を減らす」ことです。

例えば、<ガードレールを設置する><開口部をふさぐ><防網を張る>等、万が一墜落した時の防止対策です。

法令においても、労働安全衛生規則の第9章第1節「墜落等による危険の防止」に、まず墜落発生の可能性を減らすための措置を講じるよう定めています。

第518条より

2m以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く。)で作業を行なう場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。

第519条より

事業者は、高さが2m以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆(おお)い等(以下この条において「囲い等」という。)を設けなければならない。

3.墜落を防ぐための優先順位

さらに、墜落を防ぐためには作業環境に応じて優先して施すべき安全対策があります。

[墜落を防ぐための優先順位]

4.フルハーネスと墜落防止システムを使用する

さらに、墜落する可能性がある場所での作業が避けられない時は、ハーネスや安全ブロック等を使用し墜落を防止します

安全衛生規則第518条の第2項では、事業者は、前項の規定により作業床を設けることが困難なときは、防網を張り、労働者に安全帯(現:墜落制止用器具)を使用させる等、墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならないと定めています。

フルハーネスと墜落防止システムは、現場の環境や用途により使用方法や異なります。また、システムにあった器具を使用することも重要です。

[フルハーネスの機能]

また、墜落防止用ハーネス使用の際は、墜落時の衝撃荷重の緩和や墜落の際の安全距離等を十分に考慮します。

下図は、フルハーネスと墜落防止システム使用時に想定される安全距離です。

[ハーネスの安全距離]

<フルハーネス型墜落制止用器具について>

弊社で取り扱いをしているフルハーネス型墜落制止用器具は、墜落防止に特化した世界最大メーカーの製品です。 製品には以下の特徴があります。

  • 米国の規格に適合
  • 高い品質(快適さ、動きやすさ、使いやすさ)

弊社のフルハーネス型墜落制止用器具はこちらです。

監修者紹介

 立花隆志 代表取締役社長 立花隆志 代表取締役社長
ティー・アイ・トレーディング株式会社代表取締役社長。大学院修了後、2010年に当社へ技術営業として入社。外資系メーカーとの提携や仕入先の新規開拓を担う一方、マーケティング戦路の立案にも従事。2016年に取締役、2019年に代表取締役に就任し、15年以上にわたり墜落防止 (フォールプロテクション)事業の最前線で活躍しています。米国のCompetent Person資格をはじめ、複数のメーカー主催トレーニングを修了するなど、安全対策や墜落防止技術に関する専門知識を体系的に習得。さらに、墜落防止のベストプラクティスを集約した「墜落防止ガイドブック」を作成し、現場の安全意識向上とプロフェッショナルの育成に大きく寄与してきました。専門誌への掲載実績も有し、業界の技術発展と安全対策の普及に尽力しています。「お客様の課題を解決することは、子どもたちが笑顔でいられる社会の実現につながる」という信念のもと、企業と社会へ包括的なコンサルティングを提供。現場の安全確保から組織の課題解決まで、幅広い視点で価値を創造し続けています。

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