4-2.マンホールの救助器具(墜落防止・救助器具の設置方法)

更新日:

墜落防止・救助器具

タンクやマンホールからの墜落防止・救助器具の設置には、主に3つの方法「1. 既存の構造材等に安全ブロックの設置」「2. 三脚等のアンカーシステムに安全ブロックを設置」「3. 移動はしごや脚立に安全ブロックを設置」があります。いずれのタイプも、安全ブロック+ウィンチを採用することで、地上から転落した作業者または救助の必要な作業者の引き上げが可能になります。

1)既存の構造材等に安全ブロックを設置

最な簡易な方法は、既存の構造材にアンカーを設置し、安全ブロックを設置する方法です。タンクやマンホールの直上に、安全ブロックを設置できることや、強度が十分にあることが必要です。

2)三脚等のアンカーシステムに安全ブロックを設置

安全ブロックやウィンチを取り付けるために設計された三脚等のアンカーシステムを使用し、アンカーシステムに安全ブロックを取り付けて使用。現場の状況に合うシステムを選択します。

3)移動はしごや脚立に安全ブロックを設置

移動はしごや脚立をアンカーとして使用し安全ブロックを取り付ける方法です。このケースでは、移動はしご・脚立が墜落時の衝撃に十分耐えうる強度があり、なおかつ墜落時に移動はしごや脚立が倒れないよう確実に固定されていることが必要です。

墜落防止・レスキューシステム

マンホールやタンクなどでは、墜落を防ぐだけでなく、酸素欠乏症や硫化水素中毒により意識を失った被災者を想定し、墜落発生後に少ない人数ですぐに救助できる安全対策が最も重要です。「墜落防止・レスキューシステム」は、墜落防止と少ない人数で迅速に救助が行えるシステムです。

《システムの構成と機能》

・安全ブロック
通常の昇降時には一般の安全ブロックのように自由に伸縮し、墜落発生時には内部ロック機構が働き墜落を停止させます。

・ウィンチ
救助の際に使用します。本体の巻き上げハンドルを回すことにより、意識を失った被災者を地上から強制的に引き上げ、迅速に救助ができます。

・アンカーシステム
三脚タイプや固定タイプ、安全柵タイプなど現場に合わせたシステムがあり、適切なものを選びます。

*

《墜落防止・レスキューシステムの設置方法》

  1. アンカーシステムをタンクやマンホールに設置
  2. アンカーシステムに安全ブロック、ウィンチを取付
  3. 安全ブロックとウィンチを作業員の墜落制止用器具 (フルハーネス)に接続

*

三脚レスキュータイプ

《墜落防止・レスキューシステムの特徴》

  1. マンホール、タンク内の作業での墜落防止と救助
  2. 救助時に素早い救出活動が可能
  3. .持運びに便利な折りたたみ式または組み立て式
  4. OSHA等の欧米の安全規格に適合
  5. 日本含む世界中での使用実績

*

固定タイプ

*

ベースタイプ

仕様
ワイヤー長さ 15m
ワイヤー材質 亜鉛メッキ鋼
最大使用荷重 141kg
最大衝撃荷重 4kN
三脚高さ 最大調節範囲2m
巻き上げ速度 3.7m/分@60rpm
重量
巻上機能付安全ブロック 11.9kg(汎用モデル)
三脚 18kg

 

監修者紹介

 立花隆志 代表取締役社長 立花隆志 代表取締役社長
ティー・アイ・トレーディング株式会社代表取締役社長。大学院修了後、2010年に当社へ技術営業として入社。外資系メーカーとの提携や仕入先の新規開拓を担う一方、マーケティング戦路の立案にも従事。2016年に取締役、2019年に代表取締役に就任し、15年以上にわたり墜落防止 (フォールプロテクション)事業の最前線で活躍しています。米国のCompetent Person資格をはじめ、複数のメーカー主催トレーニングを修了するなど、安全対策や墜落防止技術に関する専門知識を体系的に習得。さらに、墜落防止のベストプラクティスを集約した「墜落防止ガイドブック」を作成し、現場の安全意識向上とプロフェッショナルの育成に大きく寄与してきました。専門誌への掲載実績も有し、業界の技術発展と安全対策の普及に尽力しています。「お客様の課題を解決することは、子どもたちが笑顔でいられる社会の実現につながる」という信念のもと、企業と社会へ包括的なコンサルティングを提供。現場の安全確保から組織の課題解決まで、幅広い視点で価値を創造し続けています。

関連記事

墜落防止用商品・墜落制止用器具の導入を
ご検討、お悩みの方

まずはお気軽に
お問い合わせください