高所作業時に必要な6つの安全対策とは

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高所からの墜落や転落を防止するためにできる6つの安全対策の中で、安全ブロックと墜落防止システムによる墜落・転落防止について説明します。

1.高所で作業しやすい環境をつくる

高さが2m以上の高所での作業で墜落の危険がある場合には、作業床を設置し作業がしやすい環境をつくります。(安全衛生規則第518条より)

2.開口部や作業床の端をふさぐ

次に、墜落・転落が発生しない作業環境をつくることを考えます。

高さが2m以上の高所で、作業床の端や開口部などから墜落の危険がある場合には、防護柵等を設置し墜落が発生しない環境を作ります。

(安全衛生規則第519条より)

3.墜落制止用器具等の墜落防止装置を使用する

「2.開口部をふさぐ」ことが困難な場合、安全ブロックや墜落防止システム(墜落防止装置)を設置し墜落制止用器具を使用させるか、防網を張って墜落・転落を防止する環境を作ります。

(安全衛生規則第518条、第519条より)

4.作業場所に安全に昇降できる設備を設ける

高さ、または深さが1.5mをこえる場所で作業するときは、作業員が作業場所に安全に昇降するための設備を設置する。

(安全衛生規則第526条より)

5.作業場所からの墜落・転落を防止する

墜落防止器具を安全に取り付けることができる、安全ブロックや墜落防止システムを設置します。

安全ブロックを使用する際は、安全ブロックの直下で作業する必要があります

*詳細は、「安全ブロック(セーフティブロック)の正しい使い方と注意点

墜落防止システムは、水平に親綱・ワイヤー・レールを設置し、墜落の危険性のある場所を移動、あるいは移動しながら作業する環境での安全対策に適しています。

6.昇降設備からの墜落・転落を防止する

はしご等を用いて作業場所に安全に昇降するためには、安全ブロックまたは墜落防止システムを設置します。

はしご等の最上部に安全ブロックを設置し、それに引き寄せロープを取り付けて使用します。

親綱式、ワイヤー式、レール式墜落防止システムは、垂直に親綱/ワイヤー/レールを設置し、それに安全器(スライダー)を接続して使用します。

<墜落防止装置の種類と用語解説>

[墜落制止用器具]
2m以上の高所で作業する場合に、作業員の墜落・転落等を防止するために墜落防止装置に接続して使用する保護具です。
[安全ブロック]
高所で作業する作業員の動きをさまたげることなく、墜落を防止する墜落防止器具です。
[墜落防止システム]
親綱やワイヤー、またはレールをはしごに沿って設置し、親綱/ワイヤー/レールをスライドする安全器(スライダー)を作業員の墜落制止用器具に接続し、作業者の墜落事故を防止するものです。親綱式(常設用・仮設用)、ワイヤー式(常設用)、レール式(常設用)があります。

<安全ブロック ウィンチ付について>

弊社で取り扱いをしている安全ブロックは、安全性にこだわる2つの機能が付いています。

  • 宙づり状態になった作業員を1人でも楽に引き上げるためのウィンチ
  • 墜落時の身体への衝撃を吸収するためのショックアブソーバー

安全ブロックが主に使用されるのは、マンホールやタンクなどの狭い孔口等の昇降時です。

監修者紹介

 立花隆志 代表取締役社長 立花隆志 代表取締役社長
ティー・アイ・トレーディング株式会社代表取締役社長。大学院修了後、2010年に当社へ技術営業として入社。外資系メーカーとの提携や仕入先の新規開拓を担う一方、マーケティング戦路の立案にも従事。2016年に取締役、2019年に代表取締役に就任し、15年以上にわたり墜落防止 (フォールプロテクション)事業の最前線で活躍しています。米国のCompetent Person資格をはじめ、複数のメーカー主催トレーニングを修了するなど、安全対策や墜落防止技術に関する専門知識を体系的に習得。さらに、墜落防止のベストプラクティスを集約した「墜落防止ガイドブック」を作成し、現場の安全意識向上とプロフェッショナルの育成に大きく寄与してきました。専門誌への掲載実績も有し、業界の技術発展と安全対策の普及に尽力しています。「お客様の課題を解決することは、子どもたちが笑顔でいられる社会の実現につながる」という信念のもと、企業と社会へ包括的なコンサルティングを提供。現場の安全確保から組織の課題解決まで、幅広い視点で価値を創造し続けています。

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