導入事例 東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)様
導入事例 <常設水平親綱システム>
実際の現場にあった高所作業の安全性と作業性を実現。T.I.Tradingが提案した新しい<常設水平親綱システム>を採用
東京芸術劇場は30年前に出来たもので、建物の安全対策に不安を感じており、特にホール上での高所作業の安全対策に課題を感じていた。また、フルハーネス義務化の法改正もあり、仮設ではなく常設の墜落防止システムを模索。そこで採用したのが、T.I.Tradingの常設水平親綱システムだ。安全帯を外すことなく高所作業が可能になり、かつ現場にあったシステムを導入することで、安心してスムーズに作業が出来るようになった。
選定のポイント
point1 現場の条件にあった安全対策
設置を検討している場所は、高所での作業頻度が多く、今まで通りの作業が出来ることが重要であった。
現場の条件にあった形の安全対策であるか。
point2 安全性の高い常設墜落防止システムの設置
建物の手すりに仮設の墜落防止製品を引っかけ、墜落防止対策を行っていたが、仮設製品の安全性に不安を感じていた。強度も十分で、かつ安全性の高い常設の墜落防止システムを設置出来るか。
point3 安全帯を外さずに移動
ブラケットをまたぐ際に必要な安全帯の付け替えに伴う、墜落などの危険リスク。さらに、作業の効率性を解消できるかどうか。
T.I.Trading のご提案
現場に応じたオリジナルプランで、安全性と作業性を確保
現場に応じたオリジナルな安全対策と品質・コスト・納期、全てにおいてバランスのとれたプランをご提案。
実際の現場にあった高所作業の安全性と作業性を実現。
お客様の声
安全性及び効率性の両立が可能な常設の墜落防止システムを探していた
[東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)様]
当劇場では、オーケストラや演劇のための劇場ホールを4つ運営しています。運営にあたり、照明や音響の調整、舞台装置の仕込み等多岐にわたる業務を行っています。元々劇場自体の安全基準に不安を感じ、安全性と作業効率性の高い常設の墜落防止システムの設置を検討していました。しかしながら、予算や工期の兼ね合いから、すぐの設置が難しく、一時的に仮設の墜落防止製品で安全対策を講じていました。ただ、仮設の墜落防止製品の安全性や作業効率の悪さをやはり感じ、かつフルハーネス義務化の法改正もあったことで、常設水平親綱システムの新規設置を本格的に検討。そんな中で、T.I.Tradingのサイトを見つけ、連絡しました。
単純に親綱を設置するのではなく、現場と作業内容にあった安全対策
要求仕様は、仮設ではなく常設の墜落防止システムであること、当劇場の高所作業内容にあったシステムであること。一時的な措置として、仮設の墜落防止製品で安全対策を行っていましたが、建物自体の頑丈さや仮設製品の安全性、作業効率の悪さが課題でした。
ご提案頂いた内容は、常設型タイプの安全性が高いシステムで、システム自体に強度がありつつ、作業の邪魔にならないサイズでした。また、安全帯の架け替えも不要で、作業効率が良いことも魅力でした。設置後は、親綱とトラベラー間の滑りもスムーズで安心して作業ができると好評です。また、事前に現場を見て頂き、現場にあったシステムをご提案して頂いたことで、違和感なく作業が出来ています。
今回の導入をきっかけに、劇場全体の安全意識が向上したと実感しています。また、今回のケースを業界のモデルケースとして、他の劇場にも広めていければと思ってます。しかしながら、今回のエリア以外にも高所の作業エリアが多くあり、全てのエリアで安全対策を講じていきたいと考えております。今後はその課題をどのように実行していくか、引き続き検討していきたいと思います。
導入製品
常設水平親綱システム
常設用 墜落防止水平親綱システムHLLは、壁面や足元、あるいは頭上、屋根にワイヤーケーブルを設置し、ユーザーのランヤードをケーブル上を走るスライダー(安全器)に接続して、ユーザーの墜落を防ぐシステムです。
人の墜落防止専用に開発された墜落防止システムで、墜落距離、墜落時の人体への衝撃と屋根への衝撃ついて欧米の安全規格に適合(注:日本には同様の規格が存在しません)する設計で、ユーザーの安全と作業性、屋根への墜落時の衝撃緩和に貢献します。
常設用 墜落防止水平親綱HLLは、安全性と設置する構造物への負荷を軽減するデザインで、新設の建物だけでなく、既存の建物への設置も可能です。
【特徴】
- 欧米の安全規格(EN、OSHA、ANSI、AS/NZS)に適合
- ステンレス製で長寿命
- ユーザーと構造への墜落衝撃を和らげるショックアブソーバー
- スライダー(安全器)は架け替えを必要としないため、安全性と作業性に貢献