導入事例 学校法人桜美林学園(桜美林芸術文化ホール)様
導入事例 <常設水平親綱システム>
高所作業の安全性と効率性を両立かつ今まで通りの作業が可能。T.I.Tradingが提案した新しい<常設水平親綱システム>を採用。
桜美林芸術文化ホールで発生する高所作業においては、フルハーネス義務化の法改正もあり、手摺等に常時フル ハーネスをかけて作業をしていた。しかしながら、頻繁にフルハーネスの架け替えが発生し、作業効率が良くな かった。また、ホール関係者だけでなく、桜美林大学に通う学生も高所作業を行うため、本格的に墜落防止システムを検討。すでに導入している他劇場も視察し、最終的に導入を決めたのが、T.I.Tradingの常設水平親綱システムだ。 フルハーネスの架け替えなしで高所作業が可能になり、かつ現場にあったシステムを導入することで、今まで通りの作業が出来るようになった。
選定のポイント
point1 フルハーネスの架け替えなしでの移動
手摺等にフルハーネスをかけることで、頻繁な架け替えが発生し、作業効率が低下。さらに、架け替えによる墜落リスクが発生。フルハーネスの架け替え無しでスムーズに移動できるシステムであるか。
point2 高い安全性の墜落防止システムの設置
ホールの手すり等にフルハーネスを引っかけ、墜落防止対策を行っていたが、手摺等にはショックアブソーバー(墜落時の衝撃吸収装置)がない。ショックアブソーバーを備えた安全性の高い墜落防止システムを設置出来るか。
point3 現場の条件にあった安全対策
設置の検討場所は、ホール関係者や学生が以前と同様の作業を安全に行えることが重要であった。現場の条件や作業にあった安全対策が実施可能か。
T.I.Trading のご提案
現場にあった常設水平親綱システムをご提案し、安全性と作業性を両立
フルハーネスの架け替え不要のシステムを設置することで、安全と作業効率を両立。 現場に応じたオリジナルな安全対策と、品質・納期などバランスのとれたプランをご提案。
お客様の声
安全性及び効率性の両立が可能な墜落防止システムを探していた
[学校法人桜美林学園(桜美林大学 桜美林芸術文化ホール)様]
学校法人桜美林学園では、幼稚園や中学校、高等学校、大学、ホールを運営しています。桜美林芸術文化ホールは、ホールとして運営するだけでなく、学生の授業や発表で利用したり、地域の方々に貸し出したり等多岐にわたる業務を行っています。
2022年4月に桜美林芸術文化ホールが開設された当初から、常時手摺等にフルハーネスをかけて高所作業を行っていました。また、ホール関係者に加え、学生も高所作業を行うため、しっかりとした安全対策が重要でした。しかしながら、手摺等にフルハーネスをかけることで頻繁に架け替えが発生し、安全性を担保するあまり、作業効率が落ちていました。そんな中、他のホールに導入されているT.I.Tradingの常設水平親綱システムを視察し、フルハーネスの架け替えが不要、かつショックアブソーバーが付いている常設水平親綱システムに魅力を感じ、T.I.Tradingに連絡しました。
今まで通りの作業が可能な安全対策
要求仕様は、スムーズな移動が出来ること、当ホールの高所作業内容にあったシステムであること。
安全性を担保しつつ、作業効率は落とさないようにすることが重要でした。
ご提案頂いた内容は、ショックアブソーバーが付いている安全性の高いシステムで、かつ手摺等におけるフルハーネスの架け替えが不要となり、今まで通りの作業が出来ることが魅力でした。
設置後は、高所作業における墜落防止システムの使用がスタンダードになり、作業者の安全意識が高まったと実感しております。また、フルハーネスの架け替えがなくなったことで、安全性は確保しつつ、作業効率が上がったと感じております。
その他、事前に現場を見て頂き、現場にあったシステムをご提案して頂いたことで、違和感なく作業を継続できている点も高く評価しています。
今回の導入をきっかけに、当ホール全体でより高所作業における安全意識を上げていきたいと考えています。また、劇場関係者や職員、学生など入れ替わりが頻繁にあるため、当ホールで高所作業を行う全ての人が常設水平親綱システムの使用が当たり前になるよう、日々墜落の危険性を伝え、定着させていきたいと思います。
また、今回のケースを当ホールのモデルケースとして、他のエリアでも安全対策を講じていきたいと考えております。
今後はその課題をどのように実行していくか、引き続き検討していきたいと思います。
導入製品
常設水平親綱システム
常設用 墜落防止水平親綱システムHLLは、壁面や足元、あるいは頭上、屋根にワイヤーケーブルを設置し、ユーザーのランヤードをケーブル上を走るスライダー(安全器)に接続して、ユーザーの墜落を防ぐシステムです。
人の墜落防止専用に開発された墜落防止システムで、墜落距離、墜落時の人体への衝撃と屋根への衝撃ついて欧米の安全規格に適合(注:日本には同様の規格が存在しません)する設計で、ユーザーの安全と作業性、屋根への墜落時の衝撃緩和に貢献します。
常設用 墜落防止水平親綱HLLは、安全性と設置する構造物への負荷を軽減するデザインで、新設の建物だけでなく、既存の建物への設置も可能です。
【特徴】
欧米の安全規格(EN、OSHA、ANSI、AS/NZS)に適合
ステンレス製で長寿命
ユーザーと構造への墜落衝撃を和らげるショックアブソーバー
スライダー(安全器)は架け替えを必要としないため、安全性と作業性に貢献